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Koji Otsuka

On Sale

画家たちの上京物語
坂本善三、大塚耕二、浜田知明の軌跡
定価:2,000円
画家:大塚 耕二
大塚耕二は菊池市隈府下町、大塚屋書店の次男として生まれる。
旧制鹿本中学校卒業後、帝国美術学校(現武蔵野美術大学)に進学。昭和11年フランスの詩人ジャン・コクトーから激賞を受けた。
翌12年独立展に出品した「トリリート」は高い評価を受け、超現実絵画絵へ確立させた生涯の代表作となった。翌13年にはこの作品はフランスの権威ある「シュール・レアリスム簡易辞典」に掲載され、一躍有名になり画壇の話題となった。
帝美校卒業後、美術文化協会の創立に参加し、第一会展に出品した「太陽と小鳥」は詩人・瀧口修造から「造形詩人の一人となった」と激賞を受けた。
将来の大器と嘱望されたが、昭和16年10月応召、旧満州ハイラルに派兵、同20年7月30日ルソン島にて、僅か7年6か月の極めて短い画業活動を未完のまま戦場で生涯を終えた。終戦の約2週間前だった。
戦後は昭和27年、28年と2回遺作展が熊本市内で開かれ、熊本画壇に大きな反響を呼んだ。
今でも県立美術館で時折展示される大塚耕二の作品には、大きな関心が寄せられている。
代表的な作品は、現在熊本県立美術館と菊池市に収蔵されている。
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